2010年1月25日月曜日

年末年始旅行記 Day 17, 18 小田原と江戸と恵比寿

1月6日は小田原へ行きました。この日の模様は6日付け『すてきな出会いin小田原』に書きました。ダニーは帰りの飛行機が着陸直前に突風に煽られ、ひどくバランスを崩した後急上昇して、再着陸となり、一時機内は悲鳴の嵐と化したそうです。SF空港は滑走路が海と接しているのでたまにそういうこともあるそうですが、無事でほんとうによかった。。。隣の男性は真っ青な顔でひどく動揺していたそうで、おかげでというべきかダニーは彼を落ち着かせるために集中できたそうです。
7日も早起き!日本に来ると時差&”時間を有効に使わなくちゃ症候群”もあってか、毎日5時頃自然に目が覚めます。布団をあげて雨戸を開けて仏壇のお茶を入れ替えてお線香を上げる。そんな繰り返しがなぜかとても懐かしくうれしく感じるようになるとは思いもしませんでした。目指すは江戸東京博物館。母とお友達と三人で人形作家高橋まゆみさんの展覧会に行きました。ラッシュアワーを心配したものの学校は翌金曜からなので思ったより空いていました。

粘度に布をかぶせて作られた人形は身長こそ30センチほどですが、表情も豊かで体も今にも動き出しそうです。長野出身の作者は故郷の素朴な風景と人物像を心温まる詩を添えて人形で表現しています。幼稚園に孫を迎えにいって手を引いて帰るおじいちゃん、嫁とけんかして風呂敷包みを持って家出する怒ったおばあちゃん、花火揚る夏の川辺、冬の昼下がり来ぬバスを待つ行商のおばさん。日本の原風景なのでしょうか。自分が体験した訳でもないのになぜか懐かしい。またのどかな原風景だけでなく認知症の妻の手を引くおじいちゃん姿など高齢/過疎化社会の一面も表現されていました。開場と同時に到着して大正解、ゆっくり見学できました。特別展を見た後に出てきたら長い長い列がロビー中程まで続いていました。
特別展は生け花の成り立ちから現代の発展まで年代別にわかりやすく解説したものでした。
お昼を食べた後に母たちと別れ、ずっと興味がありながら初めて常設展を見学しました。江戸から東京への街の変化が体験型展示でわかりやすく語られます。
実物大の建築模型から動くミニチュア模型などで当時の街の様子を想像するのも楽し、木版画印刷の画版などで当時の出版業界を想像してみたり。
隅田川と鹿鳴館の模型
銀座通りの様子 右は現在和光のある場所に立つ当時の新聞社
版画の原版には見入りました
デザインや色が美しく味のある出版物にも惹かれました。
薄暗い館内にいると眠気が襲ってきたので残りは次回にまわして、ミュージアムショップを見てから外に出て深呼吸。

わず手に取りたくなるかわいいあめ細工 建物も一見の価値あり
国技館の外にはもうすぐ始まる初場所ののぼりが色鮮やかに風に舞っていました。
ここまで足を伸ばしたので、押上に現在建設中の東京スカイツリーを見に行くことにしました。都内の地下鉄もまだ地下に余裕があるのかとフシギになるほど接続を広げて便利になっています。半蔵門線で錦糸町から押上までは直ぐ。駅を出て後ろを振り返ると。。。大きなタワーがそびえています。
高さ634m、第二展望台は450mの高さ。2012年春には東京の空中散歩が楽しめるんですね。
いったん家で一息ついた後恵比寿で友人たちと落ち合いました。彼らとはある夏のジャズフェスティバルで知り合って20年近くも交遊が続いています。職業もバックグラウンドも違うのに会えばほっとする。昔一緒に行ったお店がなくなっても、各々の人生に変化が訪れても、時間の隔たりを感じないすてきな仲間。娘さんが受験を控えたママパパと一人忙しいパパをのぞいて皆が集まってくれ、駅近くのお店でお料理と会話を存分に楽しみました。
七草かゆ!何年ぶりでしょうか おせちのような上品な付きだし 
茶夢というこのお店、昔はマダムが喫茶店を営んでいたところ今のご主人と知り合って名前はそのままに割烹料理屋にしたとのこと。付きだしもお造りも揚げ物も鍋も味がよいだけでなく、心がこもっているなと感じました。
新鮮なお造りと名物のお鍋 たっぷりの野菜と地鶏の卵とご飯で作ったお団子が入ってボリューム満点
サラダもおにぎりもおいしかった〜
スターのお見送り、ポーズ付き!
明日休みのTちゃんはもう一件行きたそうでしたがその夜はお開きに。みんなとまた会える日を楽しみにしてるよ〜

2 件のコメント:

  1. まるで東京ガイドブック!写真も楽しませてもらいました。スカイツリーってあんななのね。聞いたことはあったけど初めて見ました。

    茶夢、私も次に行ってみたい!

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  2. 江戸東京博物館は館内の食事どころはふつうなので、せっかくの両国でちゃんこ鍋を楽しむってのもいいかも。押上辺りもスカイツリーができたら変わるでしょうね。
    茶夢ぜひ行ってみて!

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