2010年1月20日水曜日

NYC Day 3

ホテルのシャワーは温度が上がるまで時間がかかるので、起きてすぐ5分ほどお湯を出しっぱなしにしておきます。水圧もいまいちですがそれをのぞけば快適な滞在。明け方に戻って寝るだけなら文句はありません。窓から光が入らないので外に出てみないと天気がわからないのが難点ですが、外に出れば気持ちのよい快晴でした。

地下鉄でチェルシーマーケットへ。http://www.chelseamarket.com/ れんが造りのビルの一階にはカフェ、チョコレートショップ、ワインショップ、キッチン用品の店、ケーキ屋、ベーカリー、本屋、花屋、レストランなど個性あるショップが入っています。




Pと三人で"Chelsea Thai”でランチをテイクアウト。揚げ豆腐入り焼きそばは野菜も歯ごたえしゃっきりに炒められていて全部美味しく食ました。

食後に立ち寄った“T Salon” 680種類のお茶を扱うショップ。http://www.tsalon.com/ お店のランプシェードはリサイクルティーバッグで作られていました。

茶器やお茶に関する本などの品揃えも豊富です。オーナーは英国リバプールの出身で、毎年グループを募って香港と中国にお茶と買い物8日間のツアーを催行するのだとか。8日間ホテル航空券込みで$1500と聞いて思わず参加したくなった私たちでした。私はFountain of Youthというアサイー入りのルイボス茶をトライ。

アサイーの酸味はありませんでしたがさっぱり感にほのかな甘みがあって気に入りました。再生紙を使ったティーバッグは底が二股になっている優れもので、美味しいお茶を淹れようとするこだわりを感じました。

外を出て通りの反対側を見上げるとビルの外観そのままが駐車場になっていて、SUVの後ろ姿が窓から見えたのには笑ってしまいました。
午後はThe Public Theaterへ。http://www.publictheater.org/ ここは1967年にミュージカル、"The Hair" が初演された劇場で前身は図書館でした。1月は"Under the Rader”という国際芸術祭 http://www.publictheater.org/content/view/148/252/ の会場になっていて、新しい演劇や表現アートが昼夜3つの劇場で公演されています。


マチネで観た”Sliver Stars”は、アイルランド生まれの熟年ゲイ男性のインタビューを詩と音楽で表現した作品。カソリックの国でゲイとして生まれ生きる葛藤を、政府の役人やスーパーの店長、退職したサラリーマンやDJといった普段舞台に立つことのない人たちが演じます。息子がゲイだと知った両親や、二重の人生を生きるのに疲れて故郷を去った人たち。実在する人たちの肉声をもとにしたストーリーだけあって心に訴えるパフォーマンスでした。出演者でPの知り合いの男性は『今後英語圏の国とパリを巡業する予定だ』と話していました。

最終日ということでキャストが記念撮影をしていました
夜はリンカーンセンターのメトロポリタンオペラ座(The Met)でプッチーニのTurandotを観ました。リンカーンセンターはオペラ座やバレエシアター、コンサートホールが集まるNYのパフォーマンスアートの中心。きらびやかなホールにドレスアップした、または普段と変わらないカジュアルな服装で四方八方から人々が集まってくる様に静かな迫力を感じました。

自身もアイルランドでTurandotの制作に関わったことがあるPは、Franco Zifferiri監督のスタイルやその他のプロダクションとの比較を話してくれて興味深かったです。

ロビーのシャンデリアと内部
時に200人以上いるのではと思われる大規模なステージと迫力あるセットと衣装に目を奪われたものの、リードソプラノのパフォーマンスは今ひとつだったような。しかしあれだけ大きなステージでは座った席によっても聴こえ方も違うのかもしれません。有名なアリア"Nessan Dorma"をライブで聞けたことは収穫でした。
つづく

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