2010年1月22日金曜日

Yo-Yo Maリハーサル

NYCから家に戻ったのは午前1時。東部時間にすれば午前4時で滞在中の就寝時間とそう変わらないのですが水曜日の朝は寝坊できない6時起き。
待ちに待ったYo- Yo Maの公開リハーサルに行きました。SF交響楽団とSchostakovichのチェロ協奏曲第2番を演奏するのです。

リハーサルを観に行くのは今回で3度目。自由席なら破格の値段で見学できます。リハーサルは10時開始、その前に演目についてのトークあり、ロビーでドーナツとコーヒーのサービスありと楽しめるイベントとあって、毎回混んでいますが人気アーティストの日はとりわけ混みます。水曜も大雨のなか多くの人で賑わいました。平日の昼間なのでシニアの方々が多いのですが皆さん慣れた感じでおちおちしているとこちらが出口ではじき飛ばされるほどのパワー。私も3度目でうまく人ごみをかき分け席を取れるようになりました。
SibeliusのThe OceanidesとTchaikovsky交響曲No.2がその他の演目でした。ウクライナ民謡をベースとしたシベリウス、ショスタコーヴィッチにチャイコフスキー。ロシア色濃いプログラムはその日の鬱屈した空の色としっくり合っていました。
Maはいつも通りリラックスした感じで指揮者のMichael Tilson Thomas、コンマスや主席チェリストたちと笑顔で言葉を交わしていました。複雑な曲を全身でダイナミックに演奏していました。今年55歳になるとはとても思えません。彼が演奏する二つのチェロはいずれも298歳と277歳、は〜、本日の作曲家たちより年上な訳です。

帰りは途中から電車で帰ってきましたが、遠くに厚い灰色の雲からは稲妻が光っていました。恵みの雨ではありますが、あちこちで事故が多いようなので運転には気をつけましょう。土砂降りのパロアルトダウンタウンはどこか違う街のようでした。

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