月曜日は3時半起きでお弁当を作り、6時過ぎの電車に乗りました。途中で牛乳配達風景に出会いました。ちなみに配達先はフローズンヨーグルト屋さん。
仕事は3時半で終える予定が残業で家に着いたのは7時半。招かれていたパーティの開始時刻は7時。Dには先に行ってもらい私はあきらめていました。寝てないし、疲れているし、まだ月曜日だし。。。と行けない理由を並べていたけれど、駅からの歩き道にふと思いました。疲れもそれほどでもないし、ちょっとくらい帰りが遅れたからって楽しみにしていたイベントをあきらめることはない、車二台になっちゃうけれどたまにはいいよ!と。そして車を飛ばして30分、スコッチテイスティングパーティに行きました。
蒸留所の場所が分かる地図
あるお宅で開かれたパーティはチャリティイベントで競り落とされたもの。20種類のシングルモルトウイスキーがテーブルに並び、三種類の料理がサービスされました。ホストはキルトを身につけた生粋のスコティッシュ。事前のテイスティング方法は聞き逃しましたが、Dがいろいろ見繕って注いでくれました。琥珀色のなめらかな液体。昔はオンザロックしか飲み方を知りませんでしたが、常温の水をほんの少し足すと、角がとれて香りがふくらみ、口当たりもまろやかです。
少量ずつ、10種類くらいテイスティングしました。それぞれ味わいが違ってなんともいえません。テイスティングノートをしっかり取る時間がなかったけれど、味蕾は覚えているはず(笑)。
特に気に入ったのはTobermory 10 yearとGlenlivet Archive 21 yearでした。
Bowmore 12, 15 & 17年, Macallan 10, 12 & 17年と年代ごとのの見比べも興味深かったです。時の積み重ねが作り出すアートなんですね。
前菜はPartan Breeというカニ肉入りスープ。スコットランド北東部の名物料理で、Partanとはゲール語でカニ、Breeとはスコットランド北部の言語、Doricでスープのことだそう。カリフォルニア風にカイエンペパーを加えて辛めにした食べるスープはとても美味しかったです!
実はスコットランド料理が出ると聞いて、私がイメージしていたのは血で固めたソーセージ類。こりゃ食べるものないかも。。と出がけに納豆トーストを急いで咀嚼してきたのですが、その心配は無用でした。
次の料理はKedgree with Finnan Haddies。スモークハドック、ご飯、パセリ、ゆで卵をバターとクリームそしてカレー粉で味つけしたものです。Finnan Haddiesとは若木(Green Wood - 切ったあとまだ乾燥させていない木)とピートでスモークしたコダラ。美味しくておかわりしちゃいました!ちょっと魚は塩辛いのですが、ウイスキーとのペアリングには存在感ある一品がぴったり。パセリの鮮烈な香り、ゆで卵とバターのこっくりした風味がご飯にからまって、いくらでも食べられます。よく朝食に出される一品ですが、夜ご飯にも十分な栄養とボリュームです。そういえば昨年ロンドンに泊まったホテルで美味しいのを食べたなあ。スモークした鱈はスペイン料理にもよく使われます。どこかで仕入れて作ってみたくなりました。
そしてデザートはウイスキーソースがけブレッドプディング。本来、古くて固くなったパンを食べるために作られたデザートですが、フレッシュなバゲットを使っているので歯ごたえはふわふわ。普通は極甘なデザートですが、上品に仕上がっていてこちらもおいしかった!
かわいいお皿と羊のガラス細工
ショートブレッドをお皿に並べながら、ホステスが「スコットランドの料理は不健康だと言われますが、これはガールスカウトが売るクッキーの箱。ショートブレッドと比べて、材料名が多いこと!」と二つの箱に書かれている材料名を読み上げました。多くの添加物や色素が入っているアメリカ製クッキーと比べると、ショートブレッドはとてもシンプル。面白い気づきでした。楽しい夜は更けて、床に着いたのは12時。3時半起きでも明日疲れるからとか心配せずに出かけてよかった〜。
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