ぐっすり眠ってアラーム前に(珍しくダニーも)目覚めました。予定より早い8時に出発。チェックアウトは電気を消して鍵を置いておけばよし。この気軽さもモーテルならではです。静かな霧の濃い土曜朝を車は北上します。
海が見えるたびに車を降りたくなる景観。
今日もHighway 1を北上、途切れた所で101線に合流し途中で降りてAvenue of the Giantsというレッドウッドの森を抜ける道を通り、レッドウッド国立公園を目指します。いよいよ世界で一番せいたかのっぽのCoast Redwoodの森に行くんだ!と期待に胸が膨らみます。
今日もHighway 1を北上、途切れた所で101線に合流し途中で降りてAvenue of the Giantsというレッドウッドの森を抜ける道を通り、レッドウッド国立公園を目指します。いよいよ世界で一番せいたかのっぽのCoast Redwoodの森に行くんだ!と期待に胸が膨らみます。
走り出してまもなく霧は晴れ、紺碧の海が眼下に広がります。ちょっと内陸に入るとそれはそれで美しい山並みハイウエイ。距離と時間はかかるけれど、この景色も楽しみの大きな一部です。かなり山道を走りましたが街に行き当たらず、トイレブレークが必要な二人。ハイウエイの手前にある Leggetは閑散としていて、レストランも閉まっていました。困った所に「ドライブスルーの木」という看板を発見。木のトンネルをドライブできるアトラクション(?)です。自然に開いた穴を通り抜けられる木も何処かにあるらしいのですが、これは私有地にある人工物。しかしトイレは待てない。ということで入場料5ドル払って行ってみました。確かに通れる穴があります。でも車を運転していたダニーは木をそれて駐車場に停まりました。なぜか木の中を通り抜ける気がしなかった私たち。生きてる木ですからね。なんかちょっとね。でも穴の大きさを写真に撮るためにダニーに立ってもらいました。
高いトイレブレイクとなりましたが、敷地内は池もあり、ピクニックなど楽しめそうな落ち着いた雰囲気でした。
ここからはハイウエイ101。ベイエリアから続くハイウエイでも舗装もなめらかでがらがら。両側にはみっしり、森が続きます。
昨日のごはんおいしかったね~と話しつつ、10時にもなるとおなかがすいてきました。
Gavervilleという街でカフェを探したら、地元のカップルや家族連れで賑わっているダイナーを見つけました。うなぎ川(笑)の名前の由来は昔八目うなぎがいたからだとか。このイールリバー全長320キロ、自然が残る景観のよい河川として知られています。
エッグベネディクト(ダニーはスタンダード、私はほうれん草、トマト、アボガドのカリフォルニア風)、そしてブルーベリーパンケーキを一枚ずつ追加。久々のフルアメリカスタイル(量もね!)の朝ご飯。
ポーチドエッグは黄身がとろり、ホランデーズソースもしつこくなく、ハッシュブラウンは今まで食べた中でもかなりいい線いってます。
久しぶりのパンケーキ
コーヒーサービスは迅速なのですが、ご飯が出てくるまでにかなり時間がかかり、腹ペコ二人にはつらかった。
ところでこのあたりハンボルト郡は、全米の中でも有名な大麻の生産地。ご存知の方も多いと思いますが、カリフォルニア州では医療におけるマリファナ服用は法律で認められています。ということは誰かが育てているというわけで、認可を受けた生産者がいます。そのメッカなのかと思ったら、このあたりでは豊かな自然を活かして(?)未開の地や国立公園内に植えちゃう人たちもいるとか。確かに道端にはヒッピースタイルの若者がいて、ヒッチハイカーの姿も見かけました。時間がゆったり流れている感じがしたのもハイな人たちはせかせかするなんてばっからしい~からなのか?なぞです。カフェの向かいにこんなお店がありました。
さて、いよいよPhillipsvilleという街から北へ向かうAvenue ofthe Giantsに入ります。すでに林立しているRedwoodですが、この31マイル、50キロは道のすぐ脇まで(森を切り抜いて走らせてもらってるからあたりまえか)大木の海!
十分なパワーを感じてナチュラルハイになってしまいます。サンルーフも窓も開けっ放しで心地よい風を感じて走るたのしさ!バイクツーリングもいいけれど、髪に風を感じることができるのは車ですよね。
十分なパワーを感じてナチュラルハイになってしまいます。サンルーフも窓も開けっ放しで心地よい風を感じて走るたのしさ!バイクツーリングもいいけれど、髪に風を感じることができるのは車ですよね。
途中途中見所があります。「煙突の木」は生きていますが、てっぺんに穴が開いていて光が漏れいっています。こういう木はたいてい雷に打たれてしまったもの。落雷すると下の落ち葉から火事になるケースが多いそうですが、それでも大木は焼け跡を残しながらも、生き残る確立が高いそうです。すごいですね。まとまった雨が降らなくても霧を蓄えてしのんだり。確かにそういう種でないと、2千年も生き残ってこれなかったでしょう。
どうしたって写真の構図は縦!
ビジターセンターで地図をもらい、いくつかのトレイルを歩きました。
基本的に平らで誰でものんびり森林浴が楽しめるようになっています。プラカードではレッドウッドや森の生態を説明してくれて、勉強にもなります。とにかく規模に圧倒されつづけでした。
基本的に平らで誰でものんびり森林浴が楽しめるようになっています。プラカードではレッドウッドや森の生態を説明してくれて、勉強にもなります。とにかく規模に圧倒されつづけでした。
見上げてもてっぺんは見えません。
カイロプラクター協会がこのトレイルのスポンサーになるべきだね、首の治療が必要!とはダニーのジョーク。
何処から眺めてもあきない、写真にはとてもおさめることができない景観です。
途中の街、トリニダードで食べたフィッシュタコス、美味!
この近辺はいくつもの州立公園が隣り合わせで存在し、レッドウッド国立公園内も州立公園を有します。日本だったらきっと通行料をとられそうな場所もフリー。レッドウッド国立公園も基本的にフリーですが、いくつかの海岸線のキャンプサイトやトレイルは有料。
公園につく前にEurekaという比較的大きな街を通ります。宿泊地候補の一つだったものの、あまりキャラクターが感じられなかったので、そのまま進むことに。北部に行くほど夏でも曇り空が多いと聞いていましたが、青空はのぞいています。
ビジターセンターで地図を受け取り、そこでも「天気がよくてほんっと運がいいね!」と言われました。園内のAM局では、Elk(ヘラジカ)がどのあたりにいるかを放送しています。エルクスポットに車を停め、人々の視線の先に目を向けると雄一頭と複数のメスのグループがいました。
草原の奥でまったりしている様子。海岸のほうにもいるよと聞いていってみました。舗装されていない道を進むだけで冒険気分。オフロードバイクに乗っていたころを思い出します。この辺りは有料エリアです。
草原の奥でまったりしている様子。海岸のほうにもいるよと聞いていってみました。舗装されていない道を進むだけで冒険気分。オフロードバイクに乗っていたころを思い出します。この辺りは有料エリアです。
足下は砂浜というより細かい石
車を停めて散策しましたがエルクは発見できず。日も落ちてきたので先を急ぐことにしました。海岸のハイクもいいけれど、森の中を歩きたいので、公園出口そばのトレイルをちょっとのぞいてみることにしました。
登り始めるとすぐにきつい勾配。そしてまあ、木の大きいこと!そして茂っているシダがまたでかい!自分が小人になったようです。
前を行くダニーと比較しても、見慣れた膝丈くらいのシダは肩の高さまで生い茂っていて、そのスケールに圧倒されるばかり。大木が私の驚きようを面白がっているような錯覚さへ受けました。もっと進みたかったけれど、日が高くても日光が差し込むエリアは限られているので、15分ほど歩いて戻りました。明日への期待が膨らみます!
前を行くダニーと比較しても、見慣れた膝丈くらいのシダは肩の高さまで生い茂っていて、そのスケールに圧倒されるばかり。大木が私の驚きようを面白がっているような錯覚さへ受けました。もっと進みたかったけれど、日が高くても日光が差し込むエリアは限られているので、15分ほど歩いて戻りました。明日への期待が膨らみます!
さて、今日の宿はどこにしようかねえと、公園を抜けて再び北上。オレゴン州まで50マイルほどのクレセントシティ(CC)へ足を伸ばすことにしました。
ところでここに着くまでいろいろな街を通りました。 外国名や都市名がついた街もたくさんあって、マンチェスター、 メルボルン、トリ二ダッド、アルビオン、サモア、インバネスなどなど。移民の国の現実の一部を体感しました。
宿泊客にはクラムチャウダーとエビのカクテルのサービスがありい ただきました。
ダニーは当日のスペシャルメニューのチョウザメのグリル。 私はヒラメのアーモンド焼き。 チョウザメはちょっと焼きすぎでしたが、味は悪くありません。 付け合わせの野菜は特徴のないホテルバッフェスタイル。
ヒラメはアーモンド焼きというより卵の衣をつけて焼いたピカタ風、ア ーモンドは申し訳程度に乗っているだけ。想像とは違いましたがお味はよかったです。ジャスミン米はやわらかすぎでしたが、 久々のお米は嬉しかった。ダニーが隣のラウンジにいくというので私も一杯だけ付き合い、 そのあとは一人で部屋に戻りました。翌日は公園内散策です!
ところでここに着くまでいろいろな街を通りました。
CCのダウンタウン目指して走ってみましたが、 土曜日の夕方なのに人っ子一人いません。 ビジネス街だからなかと思いきや、 よくみるとオフィスビルもかなり長いこと空き家になっている感じ 。 全国展開の銀行のだだっ広い駐車場に車を停めて地図を調べ、ジグ ザグ走ってみましたが、 ホームセンターやスーパーなのでチェーン店が遠くにある他は、 中国料理の店が一軒。とにかく人の気配がなし。 何かホラー映画のような雰囲気さへ感じてしまいました。 結局通りすぎた街外れに戻り、 これまた全国展開のホテルに止まることにしました。 ホテル自体はしごく普通で泊まり客も多い感じです。 きっとオレゴン州やワシントン州にいく旅行者の通過地点なのでし ょう。ハーバーもありますが、 工業的な感じで閑散していました。シーフードレストランも覗いてみましたが、 揚げ物が多く、忙しくもないのに、 予約をとることをしきりに勧めるのでパス。 ホテル内の敷地にある別経営のレストランに予約を入れました。中庭にあるジャグジーの熱いお湯に浸かれば極楽 ♪
CCの人けのなさにはいろいろ理由があるのでしょう が、旅行から戻ってダニーが会社近所のピザ屋の常連さんから聴いた話。その彼は以前CCに仕事と家を持ち、 奥さんはお花屋さんをやっていたそうです。 街に新しい刑務所ができて、 看守など刑務所で働く人たちが移り住んできました。 公務員はアメリカでも給料が良いので、不動産価格が高騰、 前からの住人が郊外や他の街に引っ越す結果となりました。 そして囚人たちの家族も移り住むようになり、 お勤めを終った人たちが同じような活動をはじめたりで街は荒廃し、彼らも移り住んだいうことです。以前は栄えていた街のかなしいお話でした。危険は全く感じませんでしたが、改めて街はそこに住む人たちで作られると実感。
レストランはフォークアートデコの素朴な佇まいで、 メニューも標準的。
宿泊客にはクラムチャウダーとエビのカクテルのサービスがありい
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