一人生活一週間終了

ダニーは先週水曜にママのスペイン旅行に同行するためダブリンに発ちました。今月一杯は一人です。ずっと会おうと話していた友人たちと積極的に会い、仕事探し、片付け、家のメンテナンスなどであっという間に過ぎて行きます。新しい習慣はまだ身に付いていないのに、年明けという新鮮さはかなり薄れてしまいました。

二日前にダニーママはホテルの階段で転んで手首を骨折してしまいました。手すりがあるのに使わずに登っていたときのことのようです。身支度に時間がかかりレストランでの夕食に間に合わなくて、ダニーにはルームサービスを頼むと話していたので、彼は外に遅めの夕食を取りに出た後でした。幸いホテルには、長年同じ時期に休暇に来るお友達がいたので、ママの携帯からダニーに連絡が入り、ホテルに戻ったときは既に救急車が手配されていました。近所のクリニックでは対応できないということで痛み止め投与の後、タクシーで20分ほどの病院まで移動してその晩は入院となりました。ダニーはその後ホテルに戻り、翌朝病院へ。夕方にやっと手術になりました。かなり複雑に折れていたそうで、かなりの痛みだったはずなのに不平もこぼさなかったという彼女に感服。今は外部から金具で固定されて2ヶ月はこのままとのこと。利き手でな左手で不幸中の幸いでした。なにより足腰や頭でなくて本当によかった。ダニーは日常会話のスペイン語はできますが、病院での通訳は大変だったようですが、地元のボランティアグループも手伝ってくれたそうです。その他慣れない状況での移動や家族への報告など大忙しです。

クリスマスのときより更に短期的な記憶が曖昧になり、身支度にも時間がかかるようになったママ。精神的に落ち込むことはなく、いつも機嫌がいいそうでそれもすごい。今は毎日朝看護師が様子を見にきて簡単な家事を手伝ってくれて、ミールサービスが昼間に週三回来て、夜は家族の誰かが様子を見に寄っています。ホテルは床が大理石なので転んだときの衝撃が大きかったのでしょう。家はカーペットですが、それでももし転んで起きれなくなったらと思うと一人暮らしを続けられるのか。これからを話し合うために週末に家族が集まるそうです。首にかける非常連絡ブザーも携帯もあるけれど、身につけないママ。前から皆に言われていたから、これがある意味、いいきっかけになることを祈ります。
術後の経過も順調であちらの木曜には退院できる見込みです。