2016年の始まり

明けましておめでとうございます。2016年もみなさまにとって、心安らかで健康な笑顔で満たされますように。

昨年はいろいろな学びがあった年でした。年を重ねる＝賢くなると思いたくも自分の未熟さを思い知ることしかり。また、多くの友人が大切な人たちと別れを告げた年でもありました。その他のトラブルに見舞われた友人たちも多く、2015年は早く終わってほしいという空気の中、新年が待たれていました。

最近やっとこんまりさんの本を読んで、どうしても片付けがしたくなった12/30。朝6時から片付け祭りを始めてしまいました。しかし、直ぐ後悔するはめに。。。

3カ所に分散して収納してある服全てを一カ所に集めるだけで2時間以上かかりました。

コートとジャケットだけで44着、スーツが46着を数えた時にはどうしようかと。

トップスなどはもう数える気にもならず、ワンピースは50着越え。靴下やストッキングはもうお手上げ。引越時にあれだけ処分したのに。

しかし、このまま年越しをするわけにはいかず、とにかく少しずつでもと頑張りました。一日では到底終わらず、初日は朝6時から午前1時半まで夕飯以外はほぼ休みなしで、翌大晦日も6時から始めて3時にやっとなんとかなりました。友人が運営する団体に寄付する大きな段ボール箱5個と捨てようと思った大きなゴミ袋が３つ。ダニーがゴミ袋の中を見て「これGoodwill(持ち込みできる大手チャリティ)で受け付けてもらえるのでは？』と持って行ってくれ、喜んで引き取ってもらえたそう。小物類、アクセサリーや靴はまだこれからです。一気に短気に完璧に、というこんまりさんの教えより時間はかかりそうだし、いまひとつときめきを基準に選んでいるつもりが、まだまだ「これは着られる」がときめき疑似感としてスパークしている可能性も大ですが、初めの一歩としては上出来と思う事にしましょう。

ちなみにこの畳んで立てる収納はいいですね。ダニーの引き出しでも試してみたら(下記)、スペースも省けたし、なによりも同じ色でも微妙な色合い差がよくわかります。そしてずっと探していた私の紺色長袖Tシャツも下の方から見つかったのでした。

体力を使い果たした大晦日。まったくなにやってんだか。時差ぼけで楽観的になるのは今年に限らずで、2年前もアイルランドから戻った翌日、大晦日3時半から買い出しに行っておせちを作り、新年早々腰痛でした。今回こそ学んだ、はず。。。

夜は友人宅でパーティ＆花火見物。アメリカでは花火は独立記念日と大晦日の風物詩です。サンフランシスコで花火を見るのは初めて。正直スケールは日本の花火には及びませんが、湾沿いのテラスという最高の場所で楽しむことができました。

 

夏に知り合った友たちは末永く仲良くできそうな人たちばかり。その彼らと新年を祝えてとても幸せです。

市内に宿を取ることも考えたけれど、敢えて電車で帰ってくることにしました。普段は0:01が最終ですが、大晦日は01:35, 2:15, 3:15と増便。しかしいずれも定員に達し次第、定刻前に出発というのですからびっくり。花火はものの15分で終わって、1時過ぎには駅目指して帰路に着きました。01:35には間に合わず02:15の便で地元駅着は03:17。無事に帰れたからよかったけれど、いや〜長旅でした。日本で電車の旅を満喫したばかりだったので、東京なら10分間隔くらいで終夜運転なのになあと懐かしく思い出してしまった。

パロアルトはひっそりと静まり返っていました。通常は二日から仕事始めですが、今年は元日が金曜日とあって多くの人たちが旅行に出ていたようです。

思えば3年前の大晦日は引越でてんてこ舞いでした。翌2013年は夏に母が遊びにきてくれたのでお正月には戻らず、大晦日からお節を作り腰痛で迎えた元日となりました。去年は母不在の日本に居たくなくて、クリスマスから年明けをアイルランドで迎えました。

とっておきのワインを開けて、一年を振り返りこれからを思うのが大晦日の恒例になりました。一つ屋根の下に暮らしていても、ゆったり流れる時間の中で話すのは新鮮で、話題が尽きません。今年はダニーにとって変化多き年となる模様で、不安と期待が待っています。彼は今月半ばにまた、ママをスペイン旅行に連れて行くためダブリンへ戻ります。彼女の体調を考えると、きっとこれが最後になることでしょう。

記憶の境界線がぼやけていくこのごろ。だからこそ、今を充実させてようとあらためて思う年明けです。